ソーシャルファイナンスにおけるサービス

ソーシャルファイナンスは社会的金融とも呼ばれており、自由経済において利益や利潤の追求を求めていく形からそこから得られたものを社会に還元し分配していくという、社会的経済の考え方に則った新しい金融の考えになります。

ソーシャルファイナンスにおけるサービスでは、これまでの金融などと大きく違っている部分があり、そこに社会的な還元や社会に対するサポートを含めた形が作られているという事になっています。

例えば、通常の金融による資金融資などを考えた場合には、融資をする側である資本者、いわゆる貸し手側がその資本を増やすことを目的としてその融資が行われます。
このために、利益を求めていく貸し手側に対しては、ともすると様々な規制がしかれることになり、不当な高い金利などを競ってしたりしないようにするなど、融資を受ける借り手側を守るための法整備などがしきりに行われるほどとなっています。

これに対して、ソーシャルファイナンスで行われるサービスにおいては、貸し手側である資本者が、自らの利益を求めるだけを追い求めず、またいかに効率よく資本金を増やしていくのかという事のみに着目点を置いていないという特徴があります。

ソーシャルファイナンスでは、貸し手側の利益などである経済的なリターンの最大化だけではなく、その金融の融資などから得られる利益をその機能を通じて、社会的な還元や社会に対するサポートである、社会的なリターンにも追及を行っていくことにも着目を置いており、融資を行うことによって社会全体の質やサービスが向上していくことも目的としているのです。

こうしたソーシャルファイナンスのサービスは、近年に日本で注目を集めている経済への考え方になりますが、フランスやヨーロッパなどではこうした考え方、つまり、利益の追求をその第一としている企業などが、その利益を生み出す社会そのものを下支えするために、社会的経済市場などを形成していくという考え方は、広く浸透をしている部分があり、また、韓国でもこうした活動は積極的に行われています。

古い時代にさかのぼった日本においても、いわゆる互助制度として庶民の間に相互扶助金融などがあるなどしており、その考え方の基本的なもの自体はそれほどに目新しい考え方ではなく、そういった点においては、利潤や利益が追及されるだけでは社会を保つことはできないといえるのかもしれません。

こうした社会的なサービスを行うことを、あらかじめその仕組みの中に取り込んでいるソーシャルファイナンスの考え方などは、今後も大きく注目をされることになるでしょう。