ソーシャルファイナンスの種類

ソーシャルファイナンスは社会的金融と呼ばれている通りに、その活動を行うことによって、経済的な利益と社会的なサービスが同時に行われることを目的としています。

こうしたソーシャルファイナンスの種類は世界的にもまだ数が少なく、この新しい考え方を持つ経済の仕組みに対して、これから様々な取り組みが行われていくものとされています。

ソーシャルファイナンスでは、異なる二つの経済の仕組み、区分を重ねていくことがその大きな命題の一つとなっていて、利益を求める経済的なリターン部分と、公共を求める社会的なリターン部分という、いわば相反する区分の事柄を重ねて成立させる必要があるため、これまでにない新しい特徴を持っています。

このようなソーシャルファイナンスでは、公共性の高い事業などを行っている民間非営利組織であるNPO法人などに対しての融資を行うことなどが目的となっていきますが、現状としてこうした団体に対して資金の提供を行う銀行や金融機関などがないのが現実となっており、現在における有効的なソーシャルファイナンスとして考えられるものとしては、こうした団体に対しての資金の融資を行っている信用金庫やNPOバンクの二つの種類がその役割を果たしているものと言えるでしょう。

またアメリカなどではCDFIと呼ばれているコミュニティー開発金融機関が数多く存在しており、政府がこうしたCDFIを認定して補助することによりより経済的な力を補助しています。
こうしたCDFIのような金融機関が、NPO団体の事業や発展にたいしての資金の融資を行い、金融的な面から社会的な貢献を行う団体を支えて、その活動を促しています。

ヨーロッパ地域ではソーシャルバンクと呼ばれているソーシャルファイナンスの仕組みがあり、アメリカと同じように政府が社会的貢献を行う団体に対して資金の融資を行うソーシャルバンクに対しての認可を与え、社会的なサポートを行う団体を補助しているのです。

日本では、まだまだこうしたNPO法人などに対する補助の体制が整う所までには至っておらず、資金の融資に対してもNPOバングが対応する形になっており、その規模も小さいものとなっています。

それゆえに、今後の成長に期待がかかるところでもあり、政府の政策なども整備されていなかったり、その活動もNPOバンク自体が自生できるほどの利益が出ていない状態で、職員にも給与がほとんど出ていないことから、今後の法整備や仕組みなどがどのように行われていくのかに期待が集まっています。